ある日の雑談

ゲーム談義

「先生がスマホゲームをしたことがないのはわかりきってますが、家庭用ゲーム機の経験は」
「あるわけないだろ」
「ですよね。先生とゲームは噛み合いそうにありませんから」
「いつものことだが失礼なやつだな、ゲームならしたことがあるぞ」
「へえ、なんです?」
「ゲームブックというのがあってな。実際の本の形態で物語の途中で現れる選択肢に指定されたページへ飛びながら真相にゴールするものだ。もちろん選択を誤れば失敗もする」
「他のゲームにも一部通じてますね」
「まあそれも数冊やったら飽きてやめたがな。中にはなかなか悪趣味な展開を盛り込み過ぎていた本を持っていたが、あの一冊きりそのペンネームの本は見た記憶がないな」
「その人ならいま窓からこっち見てますよ」
「追い返してこい」



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